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ペットシッターハウスわん★東北地方太平洋沖地震で考えさせられたこと



この度、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震によって
お亡くなりになられた方々に、謹んで哀悼の誠を捧げ、お悔み申し上げるとともに、
被害に遭われた地域が一刻も早く復旧され、
被災地の皆さまに笑顔が見られる日が一日も早く来ることを
代表そしてスタッフ一同心よりお祈り申し上げます。




ここ湘南地方は震度5強ということでしたが、今までにない大きな揺れに、
恐怖に怯えた方も多かったのではないでしょうか。
地震後には大津波警報が流れ、海岸線にお住まいの方々は非難警告により
慌てて非難された方が多数いらっしゃったことと思います。


そのような状況の中、みなさんのおうちのペット達の様子はいかがだったでしょうか。

実際、大きな震災があったとき、ペット達はどんな行動をとるかご存知ですか?
阪神淡路大震災でのペット達について、社団法人日本愛玩動物協会が行った聞き取り調査によると、
半数の犬猫が激しく震えるなど、とても怯えていたようです。
異常に鳴いたり、吠えるなど、興奮状態に陥ってしまったり、 隅の方に逃げ込んで隠れてしまったり。
そんな中で、普通通りの様子だった犬猫は、わずか8.7%だったそうです。
普段、ちょっとしたことでは変化を見せず、の~んびりまったりしているタイプであっても、
大地震となると、かなりのショックを受けてしまうわけです。

猫ちゃんの場合は、驚いて逃げてしまうことも多いようです。
燃えている自分の家に飛び込んでしまった…という猫ちゃんも実際にいたそうです。


災害時は、ペットも被災者です。
今回の災害でも多くのペット達の命が失われています。
命が助かっても、被災した飼い主の生活上の都合により、家族の一員であるペットを
手放さなければならない場合もあります。
少しでもそんな悲しいお別れが来ない様に、普段から準備と心構えをしておくべきなのだと、
今回改めて考える機会となりました。


色々と参考にしていただきたいと思うことはあるのですが、
最低限のことだけを書き出しておきたいと思います。




<準備しておきたい物>


◆フード・飲用水
 
緊急時のためのフードと飲み水を1週間分と、簡単な器を用意しておきましょう。
災害時は人間が最優先になってしまいます。
ペットフードの配給には相当時間がかかると思っていたほうがよいかもしれません。

◆避難用具
ケージやクレート、キャリーバッグ等、1匹につき1つ用意しておきましょう。
ペットと一緒に自家用車で避難生活が出来る場合は良いのですが、自家用車を利用できなくなることも考えられます。
避難所はペットとの同伴が認められていない場合が殆どです。
仮に、同伴が認められていた場合でも、他人や他のペット達に迷惑がかからないよう、クレート等に入れることが必要です。
避難のために公的機関が多数のペットを一括して移送する場合もあります。
ペット同士の喧嘩を防いだり、怪我をさせずに安全に避難させるには ケージやクレートに入れるのが一番です。

★普段からケージやクレートにおとなしく入っている習慣をつけておきましょう。

◆鑑札・迷子札
首輪に鑑札・狂犬病予防注射済票や迷子札をつけ、ペットの名前、飼い主の氏名・連絡先がわかるようにしておきましょう。
連絡先は、自宅電話番号より携帯電話の番号の方がよいでしょう。

◆薬

災害によるペットの怪我に備えて、消毒薬や化膿止め、ガーゼ、包帯を用意しておきましょう。
その他、慢性の病気等で飲み続けなければならない薬がある場合は、常に予備がある状態にできるよう、
かかりつけの獣医師に相談してみるとよいでしょう。

◆ペットシーツ・ビニール袋 
 
◆タオル 
濡れてしまったり、汚れてしまった際に体を拭いたり、防寒等に役立ちます。

◆写真 
迷子になってしまったりはぐれてしまった時に役立ちます。

◆その他
予備の首輪やリード、猫用ネット、古新聞など



<災害があった時にすぐにすること> 

◆犬には、すぐに首輪とリードをつける
  
(普段から首輪をつけておくと良いでしょう)

◆猫はすぐにキャリー等に入れる
  
(飼い主さんが慌ててしまうと逃げてしまう場合もあるので注意してください)

◆小動物はケージの扉が開かないよう、ガムテープなどで止めておくと安全です。

◆パニック状態を落ち着かせるために、レスキューレメディなどを用意しておくのもよいでしょう。

◆飼い主さん自身がパニックになってしまうと、ペット達は敏感に察知してしまいますので、
  落ち着いて、優しく声をかけてあげてください。

◆出来る限り、優しく撫でたり、マッサージしてあげてください。




今回の東北太平洋沖地震では、地震だけではなく、津波という大きな大きな敵により、
飼い主さんと一緒にあっという間に命を落としてしまったペットたちもたくさん居た事と思います。
湘南という場所は、地震だけではなく、津波も避けては通れない地域です。
少しでも…少しだけでも落ち着いて行動することができるよう、
日頃からの準備と心構えをお願いしたいと思います。

                                                
 ペットシッターハウスわんスタッフ 岡崎



緊急災害時動物救援本部では、今回の東北太平洋沖地震についての義援金の募集をしています。

アナイス動物と共に避難する
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【2011/03/17 22:04】 | お役立ち:わんフォメーション | コメント(0) | page top↑
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